雑感コラム2013年4月


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□コラム更新記録   

 ・4/1 この節目に   ・4/8 本質に出会う本   ・4/15 めぐりあいし人びと   ・4/22 福祉の現場でみる、人間のすごさ
 ・4/29 はたしてトラブル?

はたしてトラブル?

2013年4月29日(月・祝)


 大阪は今日も晴れ。いつもは中津駅でおりるところを梅田で降りた。グランフロントの駅前広場から、南館、北館の西側、人口池、川のある通りを歩き、最北の庭をぬけて事務所へ来た。開業から相当に人が来ているようで、駅前広場から建物周辺に行列用の柵がたくさん設けられていた。今日もまた相当に賑わいそう。

 そんな連休中の今朝、地下鉄内でちょっとした出来事があった。中学生女性5〜6名と老人との間が何かあった。女性たちが電車降りた時に、それがわかった。老人が声をあげて女子たちの背に何か言った。ドアをふさいでのことだから車掌が飛んできた。

 どうしたのか、ワケを聞こうと慌てている車掌に、事が大きくなって老人はびっくりしたのか、自分は何もしていない、女子たちの態度が悪かったからちょっと注意しただけだと叫んだ。女子たちはホームに留まって、車掌と老人のやりとりを見ていた。

 なぜ女子たちがそのまま留まっていたのかよくわからない。彼女たちはずっと笑っていた。照れ隠しなのか、どうしていいかわからないからか。自分たちも責任があると思って、そのままいたとすれば、すみません、とひとこと言って立ち去ればよかったのに。

 女子たちはホームにそのままいるし、事情と聞かなければと思った車掌は老人をホームに降ろそうとするし、老人は、「何もしていない」と車両に留まろうとするし。電車は5分ほど立ち往生した。

 そのうち、車内から中年の男性がドアへ近づき、車掌に不満をぶつけた。老人をさっさと降ろして、電車を発車させろと。そして老人の背を押して、ホームへ降ろした。この間、ずっと女子たちは笑っていた。

 老人はホームレス一歩手前のような外観。勝手にホームへ降ろされた老人の、何もやってない、何もやってないという叫びを残して、電車は発車した。その後のアナウンス、「お客様どうしのトラブルで電車が遅れましたことを・・・」。はたしてこれはトラブルになるようなことだろうか。


福祉の現場でみる、人間のすごさ

2013年4月22日(月)


 4月も下旬、ハナミズキの花が咲き、その足もとにサツキの植栽。ここ数日の寒さで、開花した花は足ぶみ。東北では満開の桜につもる雪。絶好のシャッターチャンス。傘をさしてカメラを据える人たち。そのニュース映像もまた一興。遅咲きの桜が競う造幣局の通り抜けは今日まで。大阪は朝からよく晴れている。これから気温は平年なみに戻る予報。名実ともに春が終わる。5月5日は立夏。

 こうして月日が流れる間に人の生活もまた流れる。それぞれに喜怒哀楽に満ちた日々がある。それが人を豊かにしていくのだなぁ、とあらためて感じた先週土曜。8年前の創業塾のOB会があった。年2回のペースで定例会が続いている。今回は一年ぶりの参加。三十分ほど話せと言うので、このところ感じていること、考えていることを2点話した。一人が話せば、それについて他がいろいろと意見を出す。

 近況報告がてらに仕事や経営の進捗を話す。日頃身の回りでは話せないことを話し、聞く。ほんの一端にすぎないのだろうが、それぞれの置かれた状況や様子が彷彿とされる。そうして人は大きくなっていくのだなぁと感じるしだい。それらの話の中で特に印象に残ったのは福祉の世界に身をおき、地域のさまざまな世帯をかい間みることになった男性の話。知ってみると、本当に大変な家庭が多いということ。

 祖父母の年金をアテに生活する子と孫。一日一食、ゴミ屋敷のような家に住む独居老人。前者の場合、大抵は孫が祖父母を虐待しているパターン。前職ではけっして知りえなかった世界。同じ社会に住みながらも交じることのなかった世界。彼に尋ねた、8年経っていま感じることは何かと。即答、「人間のパワーって、すごい、ということですね」。ゴミ屋敷であろうが、悲惨な家庭状況であろうが、人間は生きている。そこに人間のすごさを感じるのだとか。

 この話を聞いて、感じ入った。そういったことを記録していないと言うから、記録するように勧めた。それらの記録は誰かのためにも、仕組みづくりといったようなことにも、絶対に役に立つ。いい会だった4月も下旬、ハナミズキの花が咲き、その足もとにサツキの植栽。ここ数日の寒さで、開花した花は足ぶみ。東北では満開の桜につもる雪。絶好のシャッターチャンス。傘をさしてカメラを据える人たち。そのニュース映像もまた一興。遅咲きの桜がきそう造幣局の通り抜けは今日まで。大阪は朝からよく晴れている。これから気温は平年なみに戻る予報。名実ともに春が終わる。5月5日は立夏。

 こうして月日が流れる間に人の生活もまたそれぞれに喜怒哀楽に満ちた日々があった。それが人を豊かにしていくのだなぁ、とあらためて感じたのが先週土曜。8年前の創業塾のOB会があった。年2回のペースで定例会が続いている。今回は一年ぶりの参加。三十分ほど話せと言うので、このところ感じていること、考えていることを2点話した。一人が話せば、それについて他がいろいろと意見を出す。

 近況報告がてらに仕事や経営の進捗を話す。日頃の身の回りでは話せないことを話す。それもほんの一端にすぎないのだろうが、それぞれの置かれた状況や様子が彷彿とされる。そうして人は大きくなっていくのだなぁと感じるしだい。それらの話の中で特に印象に残ったのは福祉の世界に身をおいて8年、地域のさまざまな世帯をかい間みることになった男性の話。知ってみると、本当に大変な家庭が多いということ。

 祖父母の年金をアテに生活する子と孫。一日一食、ゴミ屋敷のような家に住む独居老人。前者の場合、大抵は孫が祖父母を虐待しているパターンとか。前職ではけっして知りえなかった世界。同じ社会に住みながらも知りえなかった世界。彼に尋ねた、8年経っていま感じることは何かと。即答、「人間のパワーって、すごい、ということですね」。ゴミ屋敷であろうが、悲惨な家庭状況であろうが、人間は生きている。そこに人間のすごさを感じるのだとか。

 この話を聞いて、感じ入った。そういったことを記録していないと言うから、記録するように勧めた。それらの記録は誰かのためにも、仕組みづくりといったようなことにも、絶対に役に立つ。半年後の定例会たのしみにしておきたい。。


『めぐりあいし人びと』

2013年4月15日(月)


 4月も後半、今年ももう四ヶ月がすぎる。この時間感覚で4ヶ月後は8月の終わり。なんともはや。ところで昨年の4月は、2012年を決定づけた小さなきっかけがあった。さて、今年の4月はどうだろう。予兆を逃さないようにしょう。

 予兆といえば、13日の地震。阪神大震災を思い出す大きな揺れだった。これがさらに大きな地震の予兆でないことを祈る。当日事務所へ来ると、本棚に積んでいた文庫、新書が落ちていた。一冊は帯もはずれていた。堀田善衛の『めぐりあいし人びと』。

 めぐりあいし人びと・・・。まだこれからもたくさんの人に会うだろうが、「めぐりあう」となると、ちょっと違う。よくぞ出会ったものだと今も時々ふりかえるようなケース。今後もまたあるのだろうか。どんな場面でどんな人にめぐりあうだろう。

 一昨日の日経夕刊だったか、京セラの稲盛さんのインタビューが載っていた。プロフィールのところに、「献身的な支援者に出会い起業・・・」というようなくだりがあった。支援者側からしても、人生を決定づけるめぐりあいだったろう。

 先日今年満90歳になるAさんから電話があった。リニューアルしたサイトのトップを印刷し近況報告をした。郵便が届いてすぐに連絡してくれた。めぐりあいし人びとの最高齢。ここ3年は電話だけ。今年はこちらから出かけていっておこうか。


ものごとの本質に出会う本

2013年4月8日(月)


 路面に桜の花びら。昨日のあれた天気でソメイヨシノは終わった。大阪はこれから造幣局の桜。今年はいつかと調べてみると、4月16日から22日まで。そういえば、向かいの泉布館が修理を終えて公開されると先日新聞に載っていた。久しぶりのお披露目に花をそえる。サツキも咲き始め、花の季節到来。

 昨日の日曜、たまった新聞をまとめて読む。3日の夕刊、4日の朝刊・・・、ようやく日曜の朝刊。目を大きく開いて紙面の見出しを見渡す。気になったところを読み、ページをくる。書評面も、取り上げられた本のタイトル・著者を順に目で追う。と、一つに目がとまった。「集合知とは何か」西垣通著。

 西垣通といえば、おもしろく読んだ本がある。ずいぶん前のこと。たしかちゃんと置いてあるはず本棚に。あった。「こころの情報学」(ちくま新書1999年)。目次には、第1章情報から心をみる、第2章機械の心、第3章動物の心、第4章ヒトの心、第5章サイバーな心。あとかきの一節にはこんなことが書いてある。

 『実は情報とは、生命現象と密接にむすびついた不思議な概念です。地球上に生命が誕生した38〜35億年前に、情報も同時に誕生しました。(略)そういう生命の根源概念である情報が、なぜ機械的なデータのようにみなされているのか−実はここに一つの鍵があります。生きているわれわれの心そのものが、いつしか情報処理機械と化してしまっているのです』。

 今回は中公新書で出ているらしい。評者の森岡正博は、書評を次のように結んでいた。『ビッグデータを集めればなんとなると言ったバカげた主張にうんざりしている人が手に取るべき哲学書である』。うんざりしているわけではないが、胡散臭さは感じている。ぜひ手に取ってみよう。

大阪は晴天、桜は満開、華々しく新年度スタート、この節目に

2013年4月1日(月)


 いよいよ4月、大阪の今朝は晴天。桜は満開、華々しく新年度がスタート。今日は早めに動きだしている人が多いのか、早朝の電車が混みあっていた。この節目にホームページを全面リニューアル、1997年の開設以来第3版目。前回が1999年だから14年ぶり。

 昨年からこの春には整理整頓をしようと決めていた。 分散しているホームページのデータを一本化し、独自ドメインも取得して、ホームページを刷新、URL、メールアドレスを変える。これからを簡単に安価に一括して提供しているサービスも今ではいくつもある。

 その利用を考えていたが、情報系の知人のひと言で、やめた。「これまで自分でやってきている人には、たぶん満足できないと思うなぁ・・・」。この何気ない呟きが耳にとまった。知り合って17年ほど、10年ぶりぐらいに会ったが、こちらの資質はある程度理解している。

 “そうだ、たぶんそうに違いない・・・”。当初の予定を変更し、サーバーの契約もホームページづくりも直接手をかけることにした。 それでもずいぶん簡単になった、何をするにしても。

 お勧めのホームページ作成ソフトを3月18日に買い、21日から時間を見つけて編集し始め、30日にテストアップ。新しいソフトのパターンに慣れてしまえば、後は中身の問題。

 これもこれまでの蓄積がある。そう難しいことではない。ソフトの一定の制約はあるものの、自由に編集できた。こういう作業は、いろんな「見直し」になる。

 過去から現在、現在から未来。ある本にこんなくだりがある。『人間の自由はむしろ過去へと向かって開かれている。人はただ歴史を書き変えるように未来を書き変えるのである』。

 過去を大切にしつつ、過去にしがみつかない。そういう心境になるということは未来に新しい何かを見つけた証拠。本のこのくだりはそれを教えている。


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