雑感コラム2013年11月


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□コラム更新記録

   ・11/6 おすすめ   ・11/15 功罪が現れる頃   ・11/20 『いろいろ読みます』   11/30 自然な生活習慣

自然な生活習慣


2013年11月30日(土)


  明日から12月、昨夕大阪駅前グランフロントの広場では、クリスマスツリーの点灯式があった。少し離れたスカイビルの方は、すでにツリーも出店も営業していて、先日ちょっと通った際に各店を見てまわったら、価格がどこも基本600円だった。申し合わせてのことだろうけど、これが・・・?という感じはした。季節柄、財布の紐が緩むとはいえ主催者はもうちょっと考えた方がいい、と余計なおせっかい。


 考えるといえば、『ハンナ・アーレント』終わ間際の講義のシーン、考えることがいかに大事か、怒りをバネに希望を支えに高らかに語りきった場面に胸がつまった。おそらく昔から暗黙のうちにわかる人はわかっていた、「凡庸の悪」。実際の裁判シーンが映画に流れたが、任務を果たしただけで自分は悪くないと応える被告の言い分は今もどこかでよく聞く台詞。


 何がよくて、何がわるいか。日常の中にそれを考える、考えさせられる場面がある。自分が問われることでもある。時には人の考えを聞いてみる。昔の人の考えに触れてみる。そしてまた自分に問うて、考えてみる。そうこうして、普遍的なものをつかんでいくのが人間。そういう自然な生活習慣を大切にしたい。




『いろいろ読みます』


2013年11月20日(水)


 急に冬めいてきた。一昨日の深夜などは、山頂で悪天候に合っているような音だった。強い風にふかれて霙がが窓をたたいた。朝には晴れたが、あわててロングコートをとりだした。この急激な冷え込みで紅葉は期待できそう。


 先日あるパーティーで隣合わせた経営者の方、なぜそういう気になったか、「わたし、本を読むのが好きなんですよ」。円形の大きなテーブル、一方とばかり話すわけにもいかないから、相互に短い会話になるのだが、何度かちょこちょこっと話した後に、ぽつりと語った。


 たぶん話せる相手だと感じたに違いない。『どんな本を読まれるのですか?』。最初出てきたのは推理小説だった。そういう系統が好きなんだと思って、そう言うと、『いや、それだけではなくて、いろいろ読みます』。


 相手との距離はほんの50センチほど、話しながら表情もよくわかる。遠目には少々強面な印象だが、目のやさしさに気づいていた。そのわけが、「いろいろ読みます」にあるのだと感じたのだった。


 テーブルを入れ替わり立ちかわり人がめぐってくるので、会話はとぎれとぎれになったが、その合間に、『本を読むのは大切なことですよね、いろんなことを教えてくれますから』と声をかけると、独り言のように噛みしめるように、『そう、いやー、ほんとにそうです』。


 



功罪が現れる頃


2013年11月15日(金)


 11月も半ば、刻々と年末へと近づく。気づいてみれば、安倍政権誕生からはや一年。このことだけでも、「一年もあっという間」。おそろしい。一年に2回は会っていた友人の一人とも年初1月に会ったきり。親の介護に追われている日々を想像する。


 想像するといえば、安倍政権で検討されている法律や制度の新設や変更、その先に何が待ち受けているだろうと考える。何事も結果は後に現れる。過去とは内容は違っても、現象は通じるものがあるのではないか。


 『十年一昔』、10年ぐらいだった頃に功罪が目にみえてくるのではないかと漠然を考える。2020年の東京オリンピックを過ぎたあたりから、はたしてこれがいいのだろうか、というようなことが起こるのではないか。


 過去の歴史の真っ只中にいた人たちが順々にこの世を去り、世相を左右する変化に嗅覚をもった人たちが少なくなる。だから「歴史は繰り返す」のだろうし、歴史の流れは止められないということでもあるのかと。


 生まれもった条件からして、常に一歩ひいて社会を観ることになる。堀田善衛のように良識、思考の垣根を超えた人を求める。はたして堀田善衛が生きていたら、今をなんと観るかしら。




おすすめ


2013年11月6日(水)


 9月のことが遠く感じるほどに、バタバタと時間がすぎてきた。2013年も残り55日、来年の手帳とレフィルは買った。街なかにはこれからクリスマスツリーが現れる。まずは年の瀬ムードを味わいつつ、視線は年明けに向く。


 自分の『略系表』を取り出してみる。A4横長で6ページ、2ページずつ糊づけして、3枚。3枚目は2011年から2034年まで。今年、来年、再来年・・・。自分で書き込んで想定を眺める。


 4月下旬に追記のメモをしているから、半年ぶりにこの表をみる。今年の欄の事項は、おおむね実践。来年は、再来年は・・・。自分で書いたことなのに、そうだ、そのつもりだった・・・と再確認する羽目になる。


 秋が深まり、日は刻々と短くなっているのも、ある程度まとまった時に、“あ〜、日が短くなったなぁ・・・”。時間の流れはこればコワイ。来年9月の計画も、今年年内のことに感けていると、年が明ければ9ヶ月しか残っていない。


 当たり前のことなんだけど、はたっと思い知らされる。思い知ったところで、『略系表』をいましばらく眺め、来年の計を考える。しかし、その兆しが見え出すのは12月に入って。それを気にとめておいて、この11月をすごすとしよう。


 毎年この時期には同じようなことを書いているし、回りの人にも勧めている、この時期は来年を展望するのによい時ですよ。



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