独立を想い立たせた光景

“わたしも向こうへ行かなければ…”

 昨年2019年4月のリーズレター臨時版2019年清明のトップ記事でLEE'Sの歩みをざっとふり返っていますが、独立を現実に想い立ったのは、ごくごく何気ない光景でした。

 1990年外資企業に入社して5ヶ月が過ぎた頃、“けっきょく、会社で働くかぎりは、日本企業も外資も変わらない・・・”と思い始めていた。

 そんなある朝の通勤、市バスの中から偶然見た光景が未来を決定づけました。

 淀屋橋から肥後橋へバスが向かうその途中、信号待ちでバスが止まったのはグランドホテルの前。つり革を持ち、ぼーと、外を眺めていたホテルの正面玄関。ちょうど中から人が出てきました。

 年の頃は50代半ば、風貌からして会社員ではありません。カジュアルな装いの中にも経営者の雰囲気がが醸し出される。自分の裁量で日々を送り、生きている。いやみのない自信めいた感じが清々しく映った。

 ”わたしも向こうへ行かなければ・・・”。とっさにそう想った。衝撃的でも何でもないことなのに、人生の選択を決定づける。うすうす、もう独立しかないとわかっていたのかもしれません、自分の可能性を拓くためには。

 まったく独立志向ななかったのに、そうなる、そうする。人間、おもしろいものです。(2020年3月23日)

LEE'Sの歩み  2024年3月現在


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