
2020年3月24日(火)更新
『知性のむこうに感性がある』
『感性は知性の先にあるものですよ』。1995年春事務所を開設し、しばらくして訪ねた恩師宅で、他の人に恩師が話したた一言です。
その瞬間、“そうだ…!”と妙に腑に落ちたのでした。その後1998年から3年のLEE'Sプロジェクト『哲樂の中庭』(てつがくのなかにわ)のサブタイトルにもしたのでした。
寺子屋のような学習塾をひらいていた恩師は京都大学で中国哲学を学んだらしい。塾に通っていた時はまったく知りませんでしたが、なんとなく頷けます。
悠久の心とでもいいましょうか、本人の気づかないところで、本人の進むべき道を自身で考え、歩み、葛藤や軋轢も自分が負うものと暗黙のうちに知る、そのように仕向けてもらった、と大人になって気づいたのです。
『知性のむこうに感性がある』はその後もずっと、今も頭の隅においています。
2019年8月1日(木)更新
3年たっての所感・追録
3年前にアップした『自業のすすめ』。あえて人に紹介することはしていませんが、まれに、セミナーの受講者の方から、「読みました」と言っていただくことがあります。
それが先日自分から人に紹介することがありました。近い将来起業を予定している若い女性の方で、本当によく勉強されているし、将来の様々な局面は予想できるので、何かにヒントになればと、励ましの意味で目次のコピーを渡したのでした。
その際にファイルを見なおすことになり、あらためて感じたことがありましたので、追録としてまとめましたので以下のとおりご案内いたします。
『過去は少しも決定されていないし、逆に未来はすべて決定されていると言ってもいいのだ』(三浦雅士)
2019年4月10日(水)更新
17年ぶりに陽の目を見た『哲樂の中庭』
「てつがくのなかにわ」(和樂という雑誌の創刊以前に「樂」を使っています)。
独立から10年の節目にまとめています。事務所を開設した1995年から3年ほど自他ともに開眼し、まだまだ自業の序章の孤軍奮闘の末に至った境地、今後の展望などをまとめて、冊子にし、当時お世話になった人々にお渡ししました。
残りは棚の奥にずっとしまいこんだままでしたが、昨年4月に少し片づけをした時にみて、もう何とかしようと思い立ったのです。小さな段ボールの中に残っていたのは30冊ほど。まずは、2001年以降に知り合った人でこういうものをもらってもらえそうな方にお渡しました。
そしてふと、“国会図書館へ納本…!”。社会の片隅で前途を拓こうと奮闘する一個人の存在を、わたしがたしかにこの世に生きたという証を、歴史に刻んでもらうおう…。
国会図書館への納本が叶い、思いがけず、クレオ大阪中央館の図書コーナーにも置いていただいて、『哲樂の中庭』も陽の目をみました。
LEE'Sブックレット |自業のすすめ+音声版 |哲樂の中庭
|哲樂の中庭 2001年7月 〜知性のむこうに感性がある〜 *全文PDF