LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年9月16日(火) 今はピンとこなくても
−『
易経』概要&繋辞−
2025年9月16日 6訟 「争いは水際まで」
2025年9月16日(火) 晴
日は短くなっているのに、猛暑だけは長い。これがカラダにこたえる。今朝のギラギラした朝陽に気がめいった。この週末にはようやく空気が秋めくらしい。暑さは続いても風が秋めけば意気もあがってこよう。
― あなたとわたしの
パーソナル・アシスタント考−(5)
『究めれば そこが 天職』3 自己激励
中井久夫先生が仕事における「士気」の大事さと「自己激励」の必要性を著書の中で語っていた。
そこに中井先生の葛藤と試行錯誤をかいま見た気がした。親しみを感じた。患者さんに真に寄りそうから、そうなるとも思った。
人をささえる様々な仕事で、より個人によりそうスタンスとスタイルの専門家も、士気と自己激励がけっこう必要になる。
例えばLYK流PAの出発点は中小企業経営者の経営企画テーマの推進を外部から、内部の人間のようにアシストするという概念だった。
1991年の独立当時、これを話し言葉で説明して、ピンとき企業人(経営者を含め)はほぼ皆無だった。
独立してすぐにむこうから契約の話があったが、それはかつて勤めた会社。社長にすればPAが何かどうでもよかった。
この会社のことで大阪デザインセンターへ行った時、別の屋号の聞いたことのない業名をみた窓口のプロダクトデザイナー。
どうせ伝わらないだろうと諦め顔で簡単に説明したが、こちらの顔を覗き込むようにして、「おもしろいですね、それは…。」
そんな風に言ってもらったのは初めてだった。ピンとくる人もいなくはないと少し気をとりなおした。その人の顔は今もうっすら憶えている。
しかし1995年に事務所を開設した後も、士気がさがるようなことばかりだった。今おもえばリーズレターは自己激励のためだったか。
外に答えを求めようと本をあたったのは正解だった。一冊、救いの本に出会ったし、後々の貴重な糧になる書籍にであった。
そうするうちに、ようやく当の経営者で、「そう、そういう仕事をやってくれる人がいるんですよ」と共感してもらえる人に知り合った。幸運だった。
人を支える仕事は、支えられる側の方に問題意識がないということが少なくない。けっこうジレンマを抱える仕事になる。
自分なりの士気の上げ方、自己激励の方法を持つたい。

−Personal Assistant for You LEE'S−
*
2024年3月27日(