LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年12月2日(火) オンラインが主現場の場合
−『
易経』音読のためし−
2025年12月2日 49革 「革命の機熟す」
2025年12月1日(月) 晴のち曇
土曜も昨日もよく晴れて、暖かで、穏やかな日和だった。今日は20℃まで上がるらしい。ただし午後から曇空。水曜からぐっと気温が下がる予報だから、風邪に注意。
―おさらい独習 「六十四卦」― 6.訟
「しょう」、訴訟、争うこと。他の妨害をうけ、仕方なく争う羽目になる。しかし争ってよいことはない。争わずに済む策を練る、講じる。
解説に、「つまらぬ片意地を捨てて、親愛と協調を心がけることだ。あくなき追求は、反動もまた大きいことに心せよ」。
そこで、現代に生きる者として身近にひきよせて考えるところ、
(事象) 反感、対立。例えば会社のためにと上司やトップへ問題の指摘、「改善」の訴え、痛いところをつかれた上の冷たい視線と態度
(心得) 「細心の注意をはらい、始まりの段階から用意周到に準備し事を運ぶ」
(構え)
一、長びかせない。突き進まず、適当なところで切り上げる
二、断念する。今の状況・環境では受け入れられるのは難しいと判断し、自分の仕事を淡々とこなす
三、命に従う。自身の意図したどおりでなくても、甘んじて指示に従い、結果がよければそれでよしと冷静にうけとめる
四、退く。自分では正論をとなえたつもりだったが、独りよがりであったことを気づき、退く
五、中正を守る。自分の利益のためではなく、公正であることがよく理解され、全面的に受け入れられる。
六、勝って負ける。同僚たちに働くかけ、上に実行をのませたものの、仲間たちの意欲が長続きせず、「改善」は空中分解する
以上、「訟」の個人的なまとめ。
自分で仕事をしてきて30年以上、自分なりの学びもそれなりに増えたが、その一つに、「争っていいことは何もない」。
自分自身では人とあまり争うことがなかった。でも人からはよく聞いた。仕事内容での行き違いや報酬のことなど。
人との争いがあまりなかったのにはワケがある。自分の考えをはっきり言うとか、トラブルになりそうな人を関わらないとか、etc
ともあれ、尊厳を冒される場合には正面きって闘わなければいけないけど、それ以外は、自分から去るか、遠ざかるか。
それができない場合は、話し合う、説得するという場面になるが、知的装備が必要だし、メンタルもつよくなければ…。
家庭内から国家間に至るまで、この卦の解説に書かれているとおり、「人の世に争いはつきものだ」。
「争い」はつきものだけど、予防する意識、たぶん日頃の「行い」が予防策につながるのではないか。
29日の「拠点ゼミ」でみなさんに話したように、仕事でもプライベートでも、人との協力、協調、協働が基本でしょうね。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(