LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年11月18日(火) 人間社会を見通す卦爻辞
−『
易経』音読のためし−
2025年11月18日 41損 「損して得とれ」
2025年11月18日(火) 曇
昨日はぜんぜん寒くなかったけど、お昼前に外へでると風があり、冷えた。東日本は雪が積もっているらしい。急な気温変化で体調に気をつけるようにとお昼のニュースが注意喚起。大阪も明日は最高で12℃予報。風邪に注意。
―おさらい独習 「六十四卦」― 2.坤
音読の方は41番まできたが、読むほどに感心。大昔からもうすっかり人間社会のよくあるパターンとあるべき姿は諭されていたのだと。
さて2つめ『坤』は、六爻すべてが陰で「大地」を表す。本の編者・訳者による解説の最後に書かれた次の一節が象徴的。
「消極を守ることによって積極をしのぎ、後れることによって先に立ち、柔よく剛を制する道を示す」。
そこで、現代に生きる者として身近にひきよせて考えるところ、
(事象) 改革者・革新者には「補佐役」不可欠で、その存在のあり様、役目の果たし方を説く。
(心得) 「人格の成熟と包容力に富むよう自己を養う」
(構え)
@心に補佐すればこそ、補佐する相手またはその取り巻きから疎んじらる時がくる可能性も想定しておく
A上記の(心得)に日頃から努める(そうすれば順調)
B才能をひけらかさず、表舞台に憧れず、本領を発揮する時を待つ。いざその時がきて、脚光をさけ、補佐に徹する
C時に自分の才智を他にみせつけたくなる気持ちをおさえ、名誉や礼賛を欲する心を慎む
Dとにかく補佐に徹すること、そこの美あり、本領ありと覚る
Eしだいに補佐役の存在の方が大きくなっても、補佐は補佐。トップに代わることはできないと肝に銘じる
以上、まとめてみた。なお、原文に「用陰」(坤を用いる心構え)が示してある。それが以下。
「永く陰徳を守るならば順調で、有終の美を飾ることができる」。
ところで、おさらいもまだ2つ目だが、音読をすべて終わった後にまた何か捉え方が変わるかもしれない、そんな気がする。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(