LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年4月2日(水) 新入社員か、女子の様子
−『
数学する人生 岡潔』−
2025年4月2日 結 数学三昧
2025年4月1日(火) 曇
新年度が始まった。天気は曇だけど、4月の声が晴々しい。環境のかわった人は落ち着くまでひと月はかかわる。途中でいや気がさすのはよくあること、気をとり直してやりすごすと、案外居心地よい場合あり。
― 学びはうそをつかない (4) −
『自分を教える』 C
よくもわるくも学びはうそをつかない。ときに自分の未熟さに呆れることがある。やさしく指摘されて、ハッとして、自分を省みる。この姿勢をなくすと、たぶん、遅かれ早かれ、自分の道もとだえる。
日常の中に哲学がある。そう実感したのは事務所開設から1年ほどのことだった。事務所の当方のパソコンを、友人が来て独り占めする。仕事の準備に追われ、焦っているのは理解できる。
しばらく黙ってみていた。見られていると気づいているのに、離れない。“いざという時には、自分のことしか考えない人だ…”。普段は人なつっこく、当所に頻繁に出入りしていた。
人となりがわかったことがあるのかもしれない。本人がパソコンから離れるまで何を言わなかったのは。苦々しい気持ちはあった。でも案外冷静に、“日常の中に自分を試される場面があるなぁ…”と感じていた。
“日常の中に哲学がある…”。そう頭に浮かんだ瞬間のシチュエーションは今もはっきりと憶えている。「モンテーニュ」の『エセー』を知ったのはこの5年後だけど、「自分を観察する」意識の芽生えだったか。
同じ社会に住んでいても、住む世界は異なる。生活文化、流儀、不文律がちがう。違いがわるいわけではないので、互いの世界を尊重して、関係は絶った。そうするほどのことも別にあった。
事務所開設当初3年は、自分を試される、その分、自分を教える前期になった。「安定」からは得られないものを得たと思う。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(