LEE'S リーズ
- 学びをかさねて -
この3月で事務所開設30周年をむかえました。1995年は社会の大きな転換点でした。その後の変化を同時代で生きながら、LYK流パーソナル・アシスタントの実践を模索し今にいたっています。
たかだか30年、されど30年。
2月3日立春リーズレターに書いたように、模索のなかで大切で貴重な学びを得られ、〈自分に試練を与える〉直感と実行は功を奏したと思えます。
学びはうそをつかない。学びに応じて人の役にも立てる、昨年来そう実感じています。これからも、無理はせず、でも学びはかさねて、あなたの歩みをよりよくアシストできるよう、31年目を始めます。
2025年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年7月18日(金) 考える時間
−中井久夫『
最終講義』−
2025年7月18日 読み終えて
2025年7月18日(金) 晴れ
昨日の雨が少し気温をさげた。今朝あるいてなんとなく足取りが軽い。気候でこれだけ違う。日中はまた暑くなり、また連日猛暑の予報。明日は土用の丑。
― あなたとわたしの
パーソナル・アシスタント考−(3)
実践の象徴 1 「人づけ」
2022年から接した『世界における索引と徴候』と、先日読み終えた『最終講義』は、異なる専門職にも大いに勉強になる。
特に個人的には、なんども話したように、中井久夫先生には肌感覚で親しみをおぼえる。
『私の日本語雑記』で、受話器を受ける耳は左、というのはビックリした。「右耳で受けると心なしか乾いた論理しか伝わらない」。
“同じだ…”。他にも、不遜ながら、そう感じることが少なくなかった。独りよがりだが、後押しをもらった感覚がありがたかった。
たぶん他の専門職で誰かのパーソナル・アシスタントであろうとする人には、この感覚が通じるのではないか。
上記2冊には、専門を超えて、人を支える仕事のあり様が説かれていると思う。”!”と感じた箇所がいくつもある。
それらから、PA実践のよりよい有り様を考えようと思う。最初は、『世界における索引と徴候』の318Pにあった「人づけ」。
「人間の中にはそれほど有害でなく、強引でもなく、限度内であなたの役に立とうとしている者がある」ということを強制性なしに伝達しえること
本の中では、怒声を浴びながらも薬を自宅に届け続けた医師の実例が載っていた。半年後、患者さんの心が開いたそう。
わたしのPAの場合、直接のクライアントは、先方がこちらを見つけ、意味を感じて接点ができるから、「人づけ」におよばない。
一方、中間支援組織のセミナーや個別コンサルなどで出会う起業家や経営者は、基本的には一過性。
その場かぎりでも何ら問題はない。ただ、時々なぜかこちらに親近感をもってもらうことがある。
20年近く前に出会って、今も交流している他府県の人も何人かいる。大阪の知人を紹介したりして、喜ばれている。
逆にこちらが気にある場合もある。といって何か働きかけをする必要も義理もない。でも、やったりする。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(