仕事歴:2025年4月- 



 11月中旬といってもさほど寒くありませんでしたが、今日は最高気温でも12℃。さすがに手がつめたい。今年も残りすくない感が出てきました。AIエージェントの広がりで、雇用への影響が目に見え始めました。来る年、そしてその先の世界はどんな風でしょうか。

2025年11月19日 リー・ヤマネ・清実

寸録(セミナーを中心にその他)


9月6日(土) 『プロ講師になろう塾chance2025』スタート

 クレオ大阪東館で今年も開催、11月1日(土)にセミナー企画書発表も無事におわり、受講者のみなさんも一段落。今回で15期になるこの塾の特徴は、受講者の多くが節目や転機にある人。実際、受講中に仕事上も一大決心をされた方もいます。当面は混沌とするでしょうが、その先に新しい未来が待っている。そう励まし、背中をおしたのでした。


参考】 LYK流パーソナル・アシスタントを講師の立場で実践する例

 この塾は演壇技術を習うものではありません。自分ならではの業を探求する足がかりにセミナ講師がありますね、というスタンス。2007年のスタートし、間が少し空いて、今年で15期です。

 パーソナル・アシスタントを業とするわたしにとっては、そのお役を発揮する場でもあります。講師という立場で、どんな風に実践しているか、簡単にレポートしましょう。

初日) 開始前のコミュニケーション、『わたしの未完自業史』

 他の場合でも、状況がゆるせば、会場には早めに入ります。順に入ってくる初対面の受講者に声かけをして、開始前からコミュニケーションをとります。

 受講者の方は案外緊張しているものです。その緊張をほぐしながら、こちらもリラックスし、声ならしにもなる。同時に受講者たちの雰囲気を感じとっています。

 初日のメインは受講者のミニプレゼン。自己紹介がてらどんなセミナーを企画したいかを3分程度で話ていただく。

 この時に疑問におもったこと、確認したいことなどはその時点でこちらから口をはさみます。少し時間をとられても、その方の〈ならでは〉をつかむためです。

 終わりに課題、『わたしの未完自業史』(800字文章作成)の説明、期限、提出方法などを伝えます。

 この文章が受講者個々へのPAの鍵になります。提出された文章がそうなるよう、書き方を構成しています。
 
間に) 各自宛メッセージ作成、グループ分け

 提出期限までにメール添付で届く文章を順次読み、直感したことを大切して、個別にメッセージを書きます。

 過去3年は愛用している「榛原」の蛇腹式便箋でしたが、今年は「アピカ」の原稿用紙。ずいぶん前に買ったままおいていたので、この機会に使用。

 ちなみに筆記具は中字の筆ペンです。下に参考画像掲載。

 次回のグループセッションのためのグループ分けを考えます。初日の印象と『わたしの未完自業史』で読みとった受講者様子をふり返りながら、組んでいきます。


二日目) レクチャー、グループセッション、『企画サマリー』

 前半はレジメに載せた内容をレクチャーし、後半にグループセッション。この中での会話がメンバーの誰かにとって思いがけない気づきになる。

 グループごとの話し合いで全体で共有した後、次回までの課題、『企画サマリー』の説明をして、質問などをつのって、終わります。

三日目) 企画アイデアのオープンコンサル、企画書草稿

 この日は一番体力を消耗。受講者のみなさんの『企画サマリー』を個別に聴き、問い、それらを瞬時に頭の中で展開し、概念図や内容をホワイトボードに書き、また本人に問い、助言。

 ホワイトボードに即興で概念図を書いていくというのは、わたし個人にとっては、自然な学習方法ですが、診断士の受講校で講師をしていた時に、受講者から褒められた。

 ともあれ、20人近い人数の話を個別に聴きながら、瞬時に頭の中のことを見える化していくのは傍目にも目をひくのか、受講者のお一人が、「先生、おもしろい! すごい!」。

 終わりに企画書作成のポイントを説明し、次回までにその大枠をつくるよう伝えて、塾の佳境を通過。

四日目・本講最終日) 企画書編集ブラッシュアップ

 企画書づくりを個別に確認しオープンコンサル。編集にあたって、「気にかけたこと」、「現時点の完成度」、「いま思案していること」の3点について。

 終わりにプレゼンにむけた助言。レジメに書いたことを説明し、受講者からの質問に応え、本講を終了。

11月1日プレゼン&全体セッション) プレゼン要領、エール文書

 数日前までにプレゼン要領(発表者の順番など)の文書を担当者へ送信し、当日は司会を担当して、全体をファシリテートします。

 昼食休憩、といっても、コメンテーターのみなさんと受講者の名刺交換会となりますので、その様子を見守ります。

 軽く食べた後、全体のふり返りを車座になって進めます。そして締めくくりにわたしからのエール文書をみなさんにお渡しして、完了。
 

7月12日(土) 拠点ゼミ・車座OC 時に立ちどまり〈先を読む〉2025年

 「女性チャレンジ応援拠点」の年3回開催の「拠点ゼミ」。昨年から〈車座オープンコンサル〉と銘打って、参加者全員で語り合いながら進めます。今年度第一回目は定員超えの18名だったので、時間が少しタイトになりましたが、車座の長所は、参加者それぞれに、他者への助言が自分にも役立つこと。「少し勇気がでました」、「9月の塾に参加しようと思います」、「直近で何をやらないといけないか、わかりました」など等、半歩または一歩へ先へみなさん進みそうです。


5月18日(日) 小説家と読み解く-なにわ×万博未来社会のチカラの源

 昨年の『小説家に学ぶ 思考整理のコツ』につづき、遠田潤子先生の聞き手を担当しました。テーマがテーマだけに、遠田先生とも頭をひねりましたが、小説家になる方ならではというか、遠田先生の視点に気づかされること多々でした。先生の3月に出た『ミナミの春』、読み終えた瞬間、“愛があるなぁ…”。おすすめいたします。