寸録(セミナーや特徴的な出来事を中心に)
依頼を受けて担当するこれまでのどのようなセミナーも、受講者自身に徹底して自分に向き合うよう働きかけるのが常、昨年からは特にそう意識しています。あらゆる情報、ハウツーは簡単に入手できる世の中ですから、今回のセンス塾、日曜でも参加するというみなさんは、やはり熱心で、姿勢が主体的。会社で研修は受けていても、個人的にも学ぶ。立派です。s昨年の今頃から、さかんに<自習>をしましょうと言い続けています。見て、、聞いて、知って、さて、自分はどうする? そこにつなげなければ、知った意味がありませんね。感じ、考えて、自分の認識をバージョンアップし、自己を刷新していく。オートポイエーシス。
八尾市の「八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト2017」も佳境、「ワタシらしく輝くワークショップフェスタ〜大人もこどもも、スマイル&リフレッシュ〜」が開催。
10周年の塾。今回は定員20名に対し、倍以上の応募があり抽選、初日の参加者は23名。最終的に企画書を完成させ提出し、6名のコメンテーターに向けてプレゼンに臨んだのは16名。徹底的に考えて、企画書づくりに悪戦苦闘して、そして最後はオフィシャルな場で発表する。なかなかハードなことですが、最後まで残りがんばった人たちは、しまりのあるいい顏をしていました。 9月30日の初日に受講者のみなさんへ伝えたこと、「この塾は10年前の初期から、受講者のみなさんには「自主・自発・自習」の姿勢と求めています」。今回も最終プレゼンに臨んだみなさんはそれを地で行きました。
今年も「ビジネスブラン立案」を担当。今年は男女ともに受講できる創業塾でした。共感性の高い女性だけの場合とは違うものの、男性受講者たちがどなたも穏やかで、たまに見かける<男性風をふかせる>よな人はいなくて、会場の雰囲気はクールでありながら温かみのあるものでした。 社会の大きな流れから、「地域」の存在感がこれから再びクローズアップされると考えていますが、地域色のある今回の創業塾で、その担い手たちがこの塾に集っているように見受けました。 もともと創業塾は時代を映す鏡でもありますが、これは偶然なのか、それともやはり社会の変化のなせるワザなのか…。 来年にかけても観察していこうと思ます。
今年も「八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト」第一ステップの講座。受講者の中に2月の「起業準備講座」を受けた方お二人。いつもどこでもクドイほど言っている、「受講しようと思った自分のアンテナを無駄にせず、この機会を絶対自分で逃さないように」と今回も強調。12日の最終回まで残ったお一人は、「考えることがたくさんあって大変だったけど、やる!とい気持ちがみなぎってきました」というような感想。今回は人数が少なく、たがい密に対話できたのがよかった。プライベートレッスンのようで、受講者の満足度は大きかったようです。
主宰者から念押しで出席をうながされ、夜7時からの会に出かけたのでした。 テーマは 「社会資源活用と障がい福祉」。。参加した人たちが4つのグループに分かれ、意見交換。初日なので、ほんのプロローグ。本格的な議論は次回以降。その次回は予定が入っているし、継続的な参加は難しいので、外から見守るとして、この分科会ははファシリテーター専門の方が進行。グループわけをちょっとしたボディーワークをして決め、自己紹介はあらかじめ用意してあるA4用紙を四等分した枠に名前、所属、今の気分、この会に期待することを書いた後で、それぞれが話す。議論もまずは用意してある紙に書いてから、という流れでした。
昨年度の塾生たちが自主的に催した『ココロとカラダをHappyにする KIRA★KIRA オトナ女子フェスティバル』。春頃に事務局の方から一報をいただいて、これは行ってみないとと出かけて、感心。会場入口は淡いピンクのオーガンジーで縁取られ、開場マップもローズ色で島表示。印象がやさしく、気持ちがうきうきする感じ。お天気は梅雨の晴れ間に恵まれ、開場前から行列ができていました。自分たちでリスクテイクして、それぞれ一歩前へ進んでいる。やはりお仕着せではなく、主体的に動いて、いいものが生み出されます。そして、個々人のよい経験と学習になり、また次につながります。
今の標準化されたものとはちがって、12年前当時の創業塾は実施機関の独立性が保たれ、内容面では企画提案に独創性を求められました。そうして何か所かで担当した創業塾、終了後に継続的な勉強会が主宰されることも多い。その中で12年続いている会が大阪で例会。今では参加者はごくわずかになったのですが、続いているのは、経営者にとって素で話ができる限られた場だからでしょう。わたしはほぼ三年ぶり、それぞれに自分なりの方法で自分の道を留まることなく歩いていると感じました。伝統産業の職人から、福祉の専門職になり、独立して活動するお一人は、今では「社会派弁護士」さんのような雰囲気。人間は環境の生きものと言いますが、本当にそうだなぁと思う3日土曜の例会でした。
1月26日にクレオ大阪中央館に開室した「女性チャレンジ応援拠点」、2017年度も引き続き水曜の夜を担当。前年度の数少ない開室の間にもすでに、「これは、なかなか刺激的な場だ…!」。特に夜は腰をすえて話をしよう、聞こうを訪れる人が主。それだけにたまたま居合わせた初対面どうしでも、自然と話が深堀して、話がはずむこと、はずむこと。すでにチャレンジに一歩踏み出した人が惜しみなく手の内も相手に教えてくれて、これからチャレンジしようとしている人にとって、「いやー、今夜来てよかったです!」。本当に有意義なセッションの場になっているのです。互いに脳が活発に働いて、どんどん考えが広がり、深まっている印象。異質な個々人の知や思いが出会い、互いにとってクリエイティブな場になっていくよう、努めます。2017/5/29
『親心、子知らず』ということになるのか、いずれも社員を単なる働き手ということではなく、仕事人としても家庭人としても、「一人前」になるようにとトップは考えています。その思いはよくわかる。ただ、どうしても、「これぐらいのことはできないと…」と、自分目線で考えてしまう。あの手この手でも変わらなければ、学習のための学習能力が低いケースもあります。時には前向きに諦めることも大事。そもそも本人とよく話してみたかと尋ねると、NO.。答えは本人の中にある、というのは今や「常識」。その後、今日5/26の日経の記事に米ギャラップ社の調査結果が載っていました。「熱意ある社員」の割合が調査した139国中、132位! ここでも、「上司が部下を一緒に考える」という、「マインドセット」の変換を勧めています。
2007年クレオ北館で開講した『プロ講師になろう塾』。2009年度まで3期続き、2013年に『プロ講師になろう塾advance』として再び昨年度まで3期続いて、今年は10周年。この機に同窓会を!と話が持ち上がり、過去の受講者に声をかけて、クレオ子育て館で開催。近況を報告し合い、場所を変えて懇親会へ。 何事もスタート時にエネルギーがあるもの。今では、『伝説の第一期』と言われる2007年度の受講者の参加者が一番多かったのも頷けました。