*当年度・2017年4月から2018年3月までの「仕事の履歴」一覧はこちらのPDFをご参照ください

2018年3月29日(木)更新


 今年は例年より早く桜満開。先日晴れの日が続き、気温も初夏なみで、出かけやすいお天気ではありますが、同じように思う人たちと海外からの旅行者で、桜どころにあふれていることでしょう。


 その様子を想像すると、二の足を踏んでしまいます。


 そんなこんな3月末、2017年度も今週末で終了。毎年こうして一年の仕事をふり返る<間>が、4月からの新しい一年に思いをはせることになります。


 いくつかすでに決まっている予定もありますが、来年の今頃はまたこの下の寸録にどのようなことを挙げていくことになるでしょうか。


一年を通しての個別コンサルティング
「起業相談」、「女性チャレンジ応援拠点」その他、独立当初から数えると、いったい何人の人たちの物語を聞いてきたでしょう。

 仕事と人生、人生と仕事。その人の内に秘めた思い、そこにアイデンティティーがよく表れ、本当に人間は人それぞれ、いろいろな質、いき方があるものだといつも目を見晴るのでした。仕事冥利につきます。

8/26(土) 朝の4人会、夜のlglサロン


 2007年秋に初めて開催された『プロ講師になろう塾』。その第一期生4人が塾終了後ずっと毎月ミーティングをもっている。


 それを知ったのは2年前で、本当に感心しました。一度出てみたいと思い、おじゃましたのがこの日の午前。


 いつも2時間ぐらい話しているそうで、この日も9時半から12時前まで、一ヶ月の間にあった出来事や感じ考えたことなどを話し、意見をかわす。


 いつもと違ってわたしが参加したものですから、他のメンバーが尋ねないことを聞いたりして、メンバー間でもそうだったの? たまにイレギュラーなことがあると、思いがけない発見もあるものです。


 参加して、4人会が10年続いているワケがわかる気がしました。基本的にまず人の話をしっかり聴けること。最近出た『謙虚なコンサルティング』という本のおかげで「謙虚」という言葉が日の目をみている感じですが、互いの話を謙虚にうけとめられるから思考をまた発展させられる。


 相手の経験とそこからの学びを大切に思えることも、自分への学びへと結びついている。そして率直に話すということ。


 「謙虚」、「尊重」、「率直」。この3つが4人に自然にそなわっているから10年続いていて、わたしも参加しようという気になったようです。


 起業塾、創業塾な終了後も会をつくり、勉強会や研究会を開催して関係が続ている場合が多い。


 2015年初めにあった相楽での創業塾もそうですが、親密さは他の例を見ません。


 「どんなセミナーでも一人はヘンな人がいるのに、今回はまったくそういうことがない、これって、本当に珍しいですよ!」と受講者から声が出るほど、わたしも同感。


 塾最終日の昼食時間は懇親会となり、受講者からお抹茶とお菓子ののふるまいも準備されていたのでした。


 塾で会ってまもないのに、おたがいに親しく、穏やかに、和む。そのつながりがその後も続き、季節の節目にサロンが催される。その場と時間を共有する愉しみが歓びです。


 この日は何と二日早いわたしのバースデーパーティーになっていた。まったく思いもよらなかったことで、内緒でみなさんがあれやこれや時間と労力を使われたのだと思うと、わたしはそれにどうお返しができるだろうと自問したのでした。


 自答は、これまで同様、自然体でみなさんの和に入り、この和を大切し続けること。そfこに仕合せあり。



*6月23日松原商工会議所で創業塾卒業者のみなさんがフェスタ


6/8(木) 『八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト』平成28年度報告


 平成29年度も実施される八尾市のプロジェクト、昨年度の事業報告が出ました。


 八尾市の規模的にいいのか、講座に参加する受講者のみなさんの、ほどよい親近感、オープンマインド、真面目さが目をひきました。


 事務局の方々と、「何かいい感じですよね、八尾って」と言い合っていました。さて6/21から始まる今年の講座ではどういうみなさんと出会えるでしょうか。

仕事歴:2017-2018年3月



寸録(セミナーや特徴的な出来事を中心に)


2018年2月25日(日) クレオ東館 ビジネスセンス塾vol2

 依頼を受けて担当するこれまでのどのようなセミナーも、受講者自身に徹底して自分に向き合うよう働きかけるのが常、昨年からは特にそう意識しています。あらゆる情報、ハウツーは簡単に入手できる世の中ですから、今回のセンス塾、日曜でも参加するというみなさんは、やはり熱心で、姿勢が主体的。会社で研修は受けていても、個人的にも学ぶ。立派です。s昨年の今頃から、さかんに<自習>をしましょうと言い続けています。見て、、聞いて、知って、さて、自分はどうする? そこにつなげなければ、知った意味がありませんね。感じ、考えて、自分の認識をバージョンアップし、自己を刷新していく。オートポイエーシス。

2018年2月24日(土) チャレンジ交流会

 クレオ大阪中央館4Fにある 「女性チャレンジ応援拠点」今年度しめくくりのイベント。定員を超える参加者に想像するところ、目的意識を共有できて、語り合える場が少なくなっている…。実際、拠点に来られる人たちの多くが、「友人たちに話してもピンときてもらえないくて」。今回の交流会では初対面でもみなさん会話が弾み、さっそく連絡先の交換をしているグループも。

2018年1月 地域デビュー応援セミナー  クレオ子育て館中央館

 子育て館には、ちょうど一年前の同セミナーの受講者がゲストスピーカーで登壇。受講後にトントンと事が運び、2/19毎日新聞に紹介されるほどに。コトが動く時は動くものです。中央館のゲストは地域で野良猫の世話をする活動の方。いまは猫派が犬派を上回っているそうで、受講者のみなさんも熱い猫派。同セミナーでかつてないほど会話が飛びかい、圧倒されました。そして、野良猫は「地域を映す鏡」だという認識をもったのでした。

2017年12月末から2018年2月 京都文化ベンチャーコンペティション

 11年目になる京都府のコンペ。今年も2次通過者の個別相談などを担当、いつもながら、“京都だなぁ…”と感心する事業者、テーマ。2月18日最終審査会の最終プレゼンでは特に2校の高校生チームの発表に呻りました。気負うことなく、丁寧にスライドをつくり、役割分担して、制限時間内に発表を終える。質疑応答でも、たじろぐことなく、自分の言葉で返答していました。どちらのチームも女子だったのが、今の時代でしょうか。

11/14(火)&18(土) 泉北アントレProject

 堺市の事業で14日は「私なりの新たな働き方を考えるセミナー」の講師&コーディネーター、18日は「起業に近づくワークショップ」の第4回「アイデアをカタチにする企画レッスン」の講師を担当。場所は堺市南区役所。南海電車高野線の栂・美木多という駅の前にあります。泉北の方はほとんど行ったことはなく、初めて降り立った駅。泉北ニュータウンの一角だそうで、千里ニュウータウンと趣が似ていて、紅葉も進んでいました。14日のセミナーはゲストの3名も女性のみなさんで、そのせいか、女性限定ではないのに、受講者はすべて女性。ゲストのみなさんのお話しを熱心に聞かれていた。あと1時間ぐらいプラスして受講者も含めてお茶会のようなものをしてもよいのかもしれません。

 18日は、すでにいい関係性ができている受講者のみなさんとともに、フランクな雰囲気でスタート。2時間という短さなので、各人の<自業像>を深く掘り下げてブリーフィングすることはできませんでしたが、みなさんそれぞれに、何をどう考えて、今後どうアプローチすればいいかは掴んでいただいた様子。それにしてもいつも思うことですが、いろいろな思いをもった人たちがこの世の中にはたくさんいる。自分自身も含め、社会の多様性を彩るのは、わたしたち一人ひとり。

11/9(木) 八尾市「すみれ」でワークショップフェスタ

 八尾市の「八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト2017」も佳境、「ワタシらしく輝くワークショップフェスタ〜大人もこどもも、スマイル&リフレッシュ〜」が開催。今年の講座の受講者に過去の受講生やその仲間たちも加わり、出展者も来場者も、大人も子どもも、垣根なく、開放的で和やかなフェスタでした。会場全体を眺めながら、なかなかいい風景だと感じたのでした。

9/30(土)〜10/29(日)  『プロ講師になろう塾challenge!

 10周年の塾。今回は定員20名に対し、倍以上の応募があり抽選、初日の参加者は23名。最終的に企画書を完成させ提出し、6名のコメンテーターに向けてプレゼンに臨んだのは16名。徹底的に考えて、企画書づくりに悪戦苦闘して、そして最後はオフィシャルな場で発表する。なかなかハードなことですが、最後まで残りがんばった人たちは、しまりのあるいい顏をしていました。 9月30日の初日に受講者のみなさんへ伝えたこと、「この塾は10年前の初期から、受講者のみなさんには「自主・自発・自習」の姿勢と求めています」。今回も最終プレゼンに臨んだみなさんはそれを地で行きました。

9/15(金)〜10/27(金) 松原商工会議所創業塾

 今年も「ビジネスブラン立案」を担当。今年は男女ともに受講できる創業塾でした。共感性の高い女性だけの場合とは違うものの、男性受講者たちがどなたも穏やかで、たまに見かける<男性風をふかせる>よな人はいなくて、会場の雰囲気はクールでありながら温かみのあるものでした。 社会の大きな流れから、「地域」の存在感がこれから再びクローズアップされると考えていますが、地域色のある今回の創業塾で、その担い手たちがこの塾に集っているように見受けました。 もともと創業塾は時代を映す鏡でもありますが、これは偶然なのか、それともやはり社会の変化のなせるワザなのか…。 来年にかけても観察していこうと思ます。

6/21〜7/12(水) 「地域における女性リーダー養成講座」(八尾市「すみれ」)

 今年も「八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト」第一ステップの講座。受講者の中に2月の「起業準備講座」を受けた方お二人。いつもどこでもクドイほど言っている、「受講しようと思った自分のアンテナを無駄にせず、この機会を絶対自分で逃さないように」と今回も強調。12日の最終回まで残ったお一人は、「考えることがたくさんあって大変だったけど、やる!とい気持ちがみなぎってきました」というような感想。今回は人数が少なく、たがい密に対話できたのがよかった。プライベートレッスンのようで、受講者の満足度は大きかったようです。

6/23(金) 大阪NPOセンター「北浜サロン」第一回分科会

 主宰者から念押しで出席をうながされ、夜7時からの会に出かけたのでした。 テーマは 「社会資源活用と障がい福祉」。。参加した人たちが4つのグループに分かれ、意見交換。初日なので、ほんのプロローグ。本格的な議論は次回以降。その次回は予定が入っているし、継続的な参加は難しいので、外から見守るとして、この分科会ははファシリテーター専門の方が進行。グループわけをちょっとしたボディーワークをして決め、自己紹介はあらかじめ用意してあるA4用紙を四等分した枠に名前、所属、今の気分、この会に期待することを書いた後で、それぞれが話す。議論もまずは用意してある紙に書いてから、という流れでした。

6/23(金) 松原商工会議所女性創業塾修了生たちの、「一歩前へ」のフェスティバル

 昨年度の塾生たちが自主的に催した『ココロとカラダをHappyにする KIRA★KIRA オトナ女子フェスティバル。春頃に事務局の方から一報をいただいて、これは行ってみないとと出かけて、感心。会場入口は淡いピンクのオーガンジーで縁取られ、開場マップもローズ色で島表示。印象がやさしく、気持ちがうきうきする感じ。お天気は梅雨の晴れ間に恵まれ、開場前から行列ができていました。自分たちでリスクテイクして、それぞれ一歩前へ進んでいる。やはりお仕着せではなく、主体的に動いて、いいものが生み出されます。そして、個々人のよい経験と学習になり、また次につながります。

6/5(月) 創業塾元受講者たちの12年

 今の標準化されたものとはちがって、12年前当時の創業塾は実施機関の独立性が保たれ、内容面では企画提案に独創性を求められました。そうして何か所かで担当した創業塾、終了後に継続的な勉強会が主宰されることも多い。その中で12年続いている会が大阪で例会。今では参加者はごくわずかになったのですが、続いているのは、経営者にとって素で話ができる限られた場だからでしょう。わたしはほぼ三年ぶり、それぞれに自分なりの方法で自分の道を留まることなく歩いていると感じました。伝統産業の職人から、福祉の専門職になり、独立して活動するお一人は、今では「社会派弁護士」さんのような雰囲気。人間は環境の生きものと言いますが、本当にそうだなぁと思う3日土曜の例会でした。

5/29(月) 「女性チャレンジ応援拠点」雑感

 1月26日にクレオ大阪中央館に開室した「女性チャレンジ応援拠点」、2017年度も引き続き水曜の夜を担当。前年度の数少ない開室の間にもすでに、「これは、なかなか刺激的な場だ…!」。特に夜は腰をすえて話をしよう、聞こうを訪れる人が主。それだけにたまたま居合わせた初対面どうしでも、自然と話が深堀して、話がはずむこと、はずむこと。すでにチャレンジに一歩踏み出した人が惜しみなく手の内も相手に教えてくれて、これからチャレンジしようとしている人にとって、「いやー、今夜来てよかったです!」。本当に有意義なセッションの場になっているのです。互いに脳が活発に働いて、どんどん考えが広がり、深まっている印象。異質な個々人の知や思いが出会い、互いにとってクリエイティブな場になっていくよう、努めます。2017/5/29

5/26(金) 5月に重なった、社員育成に悩むトップたち

 『親心、子知らず』ということになるのか、いずれも社員を単なる働き手ということではなく、仕事人としても家庭人としても、「一人前」になるようにとトップは考えています。その思いはよくわかる。ただ、どうしても、「これぐらいのことはできないと…」と、自分目線で考えてしまう。あの手この手でも変わらなければ、学習のための学習能力が低いケースもあります。時には前向きに諦めることも大事。そもそも本人とよく話してみたかと尋ねると、NO.。答えは本人の中にある、というのは今や「常識」。その後、今日5/26の日経の記事に米ギャラップ社の調査結果が載っていました。「熱意ある社員」の割合が調査した139国中、132位! ここでも、「上司が部下を一緒に考える」という、「マインドセット」の変換を勧めています。

4/28(金) 『プロ講師になろう塾』10周年同窓会  2008年Vol.22009年Vol.3の内容

 2007年クレオ北館で開講した『プロ講師になろう塾』。2009年度まで3期続き、2013年に『プロ講師になろう塾advance』として再び昨年度まで3期続いて、今年は10周年。この機に同窓会を!と話が持ち上がり、過去の受講者に声をかけて、クレオ子育て館で開催。近況を報告し合い、場所を変えて懇親会へ。   何事もスタート時にエネルギーがあるもの。今では、『伝説の第一期』と言われる2007年度の受講者の参加者が一番多かったのも頷けました。