*2016年4月から2017年3月末の「仕事の履歴」一覧(PDF)
右の一覧は、終了したセミナーと特徴的なものの寸録を順次掲載してきたものです。

2017年3月10日更新

 未来の歴史からふり返れば、2016年の英国EU離脱決定、米国新大統領の誕生は世界の大きな転換点となるはず。

 1989年ベルリンの壁崩壊の年に友人たちにもらした直感は、けっこう直観してのことだったと思う昨今です。
 このことは2016年夏に大阪YWCAからたのまれて寄稿した応援メッセージに書いています。

 世界の大きな流れを観察しつつ、目の前の仕事と自分ならではの仕事のタスクに取りくみながら、また一年が過ぎました。
 来年の今頃は、何を思い、書いているでしょうか。

仕事歴:2016-2017年3月



(2/24) 淀川区社会福祉協議会『地域デビュー応援講座

 <地域>を再発見する動きが目にみえてきて、同会では初めての試みの講座。だいたいは女性の参加が主。今日は高齢男性の参加あり、この方がすごかった。セミナーや講演会などで質問に立ちながら持論を延々と語る人がたまにいるものですが、今回の方も一見はそんな印象。しかし、全然ちがいました。現役時代はどんなお仕事をされていたのか、地域活動の問題点を鋭く突き、その他の意見も、広くて深い知識背景を思わせるもので、感心しきりでした。


(2/8、15、22) 八尾市の「すみれ」起業準備講座

一回1時間30分、3回4時間30分のの短い講座。しかし受講者。かしいつもながら、わたくしのセミナーではその間のホームワークがあります。受講者自身のためのものですから、心身を研ぎ澄まして、アウトプットしてきた方も少なくありません。そんなお一人に、最終日の最後の最後、今回の感想を尋ねたところ、感極まって涙ぐまれた。その気持ち、本当によくわかります。本番はこれから、どうぞ大きな飛躍を!


(2/11土・祝) クレオ大阪東館『ビジネスセンス塾Vol.3』〜人に学びつつ、倣わず、ワタシ流を磨く〜

 昨年度のセンス塾スタートは「ビジネスの不文律」と「スタイル」、今年度は「信頼関係」と「ワタシ流」をテーマに、働く女性たちが参加。会社員と起業した人が混在するこの塾、立場はどうあれ、向上心と自分マネジメントの感覚を持ち合わせているのは共通。起業している人は当然として、会社員で受講している人たちは柔軟性にも富んでいる感。だいたいは大手企業で、研修も充実しているはずなのに、プライベートでも会社ではやらないようなテーマに参加する。そのバランス感覚が柔軟性につながっているよう。


(2017/1/24、1/31) クレオ大阪子育て館『地域デビュー応援講座―地域でチャレンジ!

 大阪市内だけでなく、豊中や羽曳野から参加した受講者、そして男性1名の参加も。二日目はゲストスピーカー浅香保ルイス龍太さんのお話しと座談。「ボランティアをお願いするとき、その人の本業ではお願いしない」、「任意の活動組織だけど、財務監査をうけ、報告もネット上に公開している」など、本質的なことを何気なく話された。多くの人がわかっていそうでわかっていないこと、できそうでできないことを実践されている。ルイスさんご本人の人間性をかい間みた感じがしたのでした。


(12/7、14) クレオ大阪中央館 『地域デビュー応援講座ー地域に根ざした暮らし方・働き方

 「夫に勧めらて」と参加した育休中の受講者。先日起業相談に来られた女性も、「夫が教えてくれて」。最近30代、40代に、夫婦で互いのやりたいことをサポートし合うケースを見かけるようになりました。バブル崩壊後の就職氷河期を経験した世代にあたりますから、一番近い関係でまず支え合う気持ちが芽生えるのかもしれません。


(9/9〜10/14) 平成28年度松原商工会議所女性創業塾

 昨年に続き「ビジネスプラン立案」と最終回の発表を担当。初日の自己紹介では出なかった個人的な深い思いや経験が最終日の発表で語られ、“だからか…”と創業案に納得。全員の発表終了後、すぐに今の気持ちや感じ、考えていることを所定の用紙に書いてもらった。たぶん5分もかからず書き終わるかと思ったら、ペンをもつ手がどんどん進む。それほど個々人の中に何か湧いてくるものがある。それがみてとれ、いとおしく、少なからず感動。


(9/20、27) 乙訓ビジネスサポートセンター主催『女性のための創業塾-エステ・サロン編-

 公的機関が、ピンポイントで創業塾を開催するというのはユニーク、チャレンジャーだなぁと感心。おかげで、共通の目的意識をもち、熱心な女性たちの参加に恵まれ、講師としても充実したセミナーとなりました。「想定外の創業塾でした」とは受講者の声。受講料2千円で、二日間だけだし、さっと聞いて、終わると思っていたとか。まさか、自分のやりたいことを深堀して、考えることになろうとは、「よい機会になりました」。講師冥利につきます。(9/28)


(9/17)クレオ東館
ビジネス・センス塾2016『言うは易し行うは難し、「信頼関係」の計り方・成り方Study』

 今回のテーマ、応募者は多いか少ないか、どちらかと思っていたのでしたが、応募は定員の倍超え。このテーマを設定した問題意識のアンテナはまずまず合っていたと確認できたわけですが、もう少しパーソナルに議論できた方が受講者にとってはよかっただろうと感じたのでした。(9/19)


(6/25〜7/23) クレオプロ講師になろう塾advance「講師でおさまらない<ワタシ>輝く企画塾

 創業塾などと同様、生き方にかかわるこういったセミナーは時代を映す鏡。受講者の層はより専門性の高い人たちが多く、個々のテーマも社会的課題が多くなっています。最終回のプレゼン、みなさんそれぞれに気のひきしまった、真剣さが伝わる清々しい発表でした。(7/25)


 (5/26から6/23) 八尾市の輝く女性活躍推進プロジェクトのSTEP1のリーダー養成講座

 「率直に自分のことを語り合える場」がよかったとの声。受講者のみなさんとの話の中から、あたらめて、そういう場が少なくなっている社会の現状を実感。考えさせられます。(6/24)


その他、特徴的なこと

(2017/3/1) 「女性チャレンジ応援拠点」の出張交流会@大阪NPOセンター。最初30分は大阪市モデル事業サポートで選ばれた事業者たち(いずれも女性)のプラン発表。その後はトークセッション。最初の発表を聞きながら、素朴な疑問をわいてきました。ここにきて、場所は異なるけど、同じようなテーマで事業や活動を始める女性たちが方々に現れてきた、これはどういうことだろう…? 社会の微妙な変化を意識するともなく感じられる女性ならではのアンテナではないか。このまま暮らしの足もとがおびやかさかねない、そういう予感、予測、予知が女性たちを動かしているのではないか。そんな風にみてとれて、セッションでそう話したのでした。聞いていた女性たちはピンと来たようでしたが、さて、男性たちはどう受けとめたでしょう。

(2017/1/26〜) 大阪市の「女性チャレンジ応援拠点」がクレオ大阪中央館4階にオープン。オープニングイベントのトークライブで聴き手。コーディネーターとしても毎水曜日の夜間を担当(3月末まで)。夜間初日にさっそくベビーカーをおしたママ、そして子どもの巣立ち、これから<わが世の春>をつくっていこうとする女性が来室。利用者どうし初対面でも、人生の目的は共通していて、すぐさまフランクに3人で会話、合間にコーディネーターとして助言を加えつつ。お二人ともすっきりした表情で帰っていったのが印象的でした。

(12月8日) 八尾市輝き“シェア”フォーラム。「八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト」のファイナル。参加者の中には日本初の女子野球の元選手、晩年期にふたたび青春を謳歌している方なども。マイクをむけた時は、何も話すことはないと言われて、それでも、せっかくですからと水を向けると、出たきた話に一同、えーっ! 本当に聞かないとわかりません、人の物語は。

(10月から11月) 認定NPO法人大阪NPOセンターが設けている『CSOアワード』、その選考委員の協力。11月19日に最終選考会とフォーラムがありました。2016年はイギリスのEU離脱決定、アメリカ大統領にトランプ氏と、今年をふり返るこの時期に、来年2017年からの世界の激動を予感。CSO(市民社会組織)の真価が問われれるのはこれから!と自他ともにハッパをかけるのでした。 (2016/11/25)

(10月) 昨年1月相楽ビジネスサポートセンター主催の創業塾卒業生グループlgl」の秋の会。メンバーのお一人が開業したアートサロンでお月見をかねて開催。話題はビジネスの今後の展開から、男女差についての見解など、多岐にわたり、秋の夜長に大人な文化サロンとなったのでした。

(10月) ソーシャルビジネスフォーラムにサポーターとして協力。最終選考会には6団体が通過。社会の変化の半歩先を読み取る事業者たちの実践。NPOの法人化や、ソーシャルビジネス、コミュニティービジネスの概念が日本に広がり始めて20年。社会の隅々、地域のそこここに根をしっかり張る大事な節目を感じたところです。

(8月)株式会社実践クオリティシステムズが大阪でスタートさせた対話型中小企業診断士更新研修の講師を担当。民間初の更新研修実施機関の同社の更新研修当初から受講。オーソドックスにいつも半歩先を行く印象。受講者も相互に情報交流もできて、少人数の研修に好感の声。

(7月) 応援メッセージ寄稿。大阪YWCAは2018年に創立100周年を迎えます。学校に1年通い、仕事でもご縁のあった大阪YWCA。独立を思い立ったのは、学校時代の講師の一言が伏線になったのでした。今に至る物語の出発点に大阪YWCAあり。