寸録(セミナーや特徴的な出来事を中心に)
大阪市がクレオ大阪中央館4階に設けた「女性チャレンジ応援拠点」。水曜夜を担当して、18時から20時までコーディネーターとして来室者のみなさんに応えています。実質2年目この1年は「ヘビーユーザー」の出現が大きな特徴、半年近く、ほぼ毎週通う人もお二人います。おかげで、こまかい点まで話し合うことになり、以前にもまして、“本当に、人それぞれ、意識も考えも、行動様式も、想像を絶するほど、違う…!”を思い知ることができました。「パーソナル・アシスタント」の質の向上に役立ちそうです。(2019/3/28)
2018年度セミナーのしめくくり、参加者は18名でした。午前10時から、昼食をはさみ、午後3時までの4時間。いつもみなさんに話しているように、どうあれ、自分の問題、自分はどうするかということ。セミナーで聞いた話に何を感じ、考え、そして「わたしはこうしよう!」と自分を促す。受講者の中には知ったお顔がちらほら。12年前の「プロ講師になろう塾」第一期の受講者の方が12年ぶりにわたしの話を聞きにこられましたが、さて、どんな感想をもったでしょうか。
クレオ大阪中央館で10時から午後4時まで開催されたフェスタ。午後1時からのトークセッションのコーディネーターを担当。5名のゲストみなさんそれぞれの働き方いき方にふれ、「主体的に自分の人生をデザインしていく」ヒントを提供しようというもの。ゲスト竹村氏の軽やかさ、鳥生氏のしなやかさ、藤生氏の清々しさ、小澤氏の一途さ、田中氏のおおらかさ。それらがよいバランスで融合し、参加者のみなさんにもメッセージが届いたのではないかと思います。わたくしからは、いつものとおり、今回の参加を必ず次につなげるよう、何らかのアクションをしましょうと念押ししたのでした。次につながげてこそ一つの「まなび」となりますね。
なぜか兵庫県との縁は薄く、神戸での仕事は初めてです、たぶん。ほんの1枠、90分という短い時間でしたが、よい機会をいただきました。どのセミナーでも受講者のみなさんには実践を促し、それを〈書く〉ように勧めています。今回も「モットー」と実践の「三カ条」または「五カ条」などを書く紙面をレジメに入れました。一両日中に書くよう勧めましたが、され、どうされたでしょうか。
今年で4年目の創業塾。市外からの受講者もいますが、なんとなくアットホームな雰囲気になる創業塾。松原市ぐらいの規模がそうさせるのかもしれません。受講者どうしがいい距離感です。今年も「ビジネスプラン立案」を担当、なるべく個別対応ができるように工夫しています。その一つが最初の段階で書いていただく、800字文。起業の想いを将来展望を綴るもの。今回はメール添付で期限内に提出していただくようにしたのでしたが、読んで、感嘆・感服。これまでの他の塾やセミナー同様、胸にしみいりました。ある方の文には涙がこみあげてきました。逆境、苦難を乗り越え、想いをカタチにしようと、懸命に真面目に努力し生きる人びと。本当に、人の人生はいろいろです。微力ながら、そこにお手伝いできることが仕合せです。
2007年にスタートした本塾、アドバンス、チャレンジと続いています。今年最終プレゼンに臨んだのは20名。本塾でも、他のセミナーでも、いつもテーマは<自分ならでは>の業をアプトプットすること。受講者はわたくしから事細かに自分の想いを問われることになり、わたくしは受講者の返答から、どこに本質があるのか、思考をフル回転させます。時には返答の意味、意義を厳しく聞き返すことになります。本塾でもそういう場面が何度かありました。すでに世に出て大いに活躍している人もいましたが、大半はこれから。相手のことも思えばこそ、苦言も呈するわけですが、それをよしとする社会認識は、今のところまだあります。でも、これからはどうなるでしょうか。トップページの『essais こころみ』にも書きましたが、怒られたとしか見てとれない人が増えているのではと思う昨今です。
6/23キックオフセミナーのゲストだった、株式会社ベースボールプランニングの藤生社長。『好きこそものの上手なれ』を地でいかれている方で、一つことが進めば、次の問題意識が芽生えて、次の事業テーマへと発展している様子がうかがえ、ご自身の道を自然体でかつ、着実に進んでいる素敵な女性起業家だなぁと感じ、起業ゼミ本編への進みましたが、最終回のみなさんの発表・コミットメントがまた印象的でした。ゼミ本講中は〈考える〉ワークがたくさんあったわけですが、その過程で、本意・本心・本質に気づく、あるいは自覚した、確信したという方がおられた。これもまた、講師冥利につきます。
「八尾の輝く女性活躍推進プロジェクト2018」の第一弾、『はじめての起業・開業 スタートアップ講座(全4回)。起業や創業塾では必ず「800字メッセージ」を書いてもらいます。〈何を〉、〈なぜ〉、〈将来像〉を中心に想いを言葉にして表す。それを読んで受講者みなさんの事業コンセプトの芽を把握するのですが、いつもながら、その文章の中にみなさん個々人の物語・ドラマがあり、心に響きます。このメッセージを読むと、口頭の自己紹介ではわからない想いの深さが伝わってきて、みなさんへの助言にも熱をおびます。最終日、お一人がかけよってきて、「先生、本当にありがとうございました!」。講師冥利につきます。