寸録(セミナー等記録)
2017年1月にクレオ大阪中央館4階にオープンした「拠点」。満4年がすぎ、5年目に入っています。週に五日、いろいろな時間帯で2時間の開室。担当は水曜午後6時から8時。さすがに夜はふらっと来る方はほとんどなく、じっくり話をしたいという方が主。“このままではだめだ…”といった漠然とした想いの方から、「一つ仕事の案件が舞い込んだんですけど…」といった直近の対処法に至るまで、公的な施設としては珍しく、柔軟に受け入れている点が「拠点」の持ち味。ここから飛躍の扉を開いた方も少なくありません。新年度にはまたどのような女性たちと出会うのか、たのしみです。
地域の子育て支援員を対象をした研修。テーマは「シゴトをとおして自分もそだてる」として一時間半、お話し。みなさん専門分野の研修はたくさん受けられているだろうし、たまには〈外の世界〉からの目線で自分たちの仕事をみていただくのもよいだろうと考えたのでした。今後の一助になったならさいわい。ところで、この日、旧知の方おふたりと4年ぶり(?)にバッタリ。「世間は狭い」ものです。
「コロナ」からちょうど一年、〈オンライン〉もすっかり定着して、「女性チャレンジ応援拠点」も50分×4回開催。初めての方、顔なじみの久しぶりの方、画面に互いの顏が映ると、胸元で両手を振り合う、オンラインならではの光景かもしれません。オンラインは、複数だと1人の方のお話をあまり深掘りできませんが、その入口には立ちます。あらためて、この一年で仕事の仕方がずいぶん変りました。
「大阪市女性チャレンジ応援拠点」のセミナー。いつも「一年の計は一月にあり」とみなさんにお話しているのですが、ちょうどそのタイミングで開催された今回のセミナー。『ビジネス×ライフ略系表』をベースに自身の仕事と人生を俯瞰し、自分ならではの長い道のりを大局的にとらえ、その上で今年をどうすごしていくかと考える。1回目から2回目までの2週間、自問自答をかさねた受講者みなさん、それぞれに自身の課題が見えたようで、『今回、本当に参加してよかったです!』の声。講師としても、一役果たせました。
「えんぱわめんと堺」さん主宰の研究会(オンライン開催)にゲストスピーカーとして参加、40分ほど単独で語り、休憩をはさんで代表の北野さんとトークライブ。堺市の支援プログラムで2018年度と2019年度に少しコンサルティングをした時から、もっと活動の幅を広げてほしいと叱咤激励。この日もついつい熱くなって、檄を飛ばしたのでした。その合間に最近の小学校の子供たちの様子を教えてもらいましたが、あらためて、大人の責任は大きいと感じたしだいです。
2回目の「なにかを始めてみたいママのおしゃべりサロン」。たまたま同じ資格取得を予定している人たちの参加。今は子育てがいそがしく、本格的な勉強は3年後ぐらいになりそうですが、今からムリのない範囲で、少しずつできることが始めるよう勧めました。二人の子育て中のママから、まだ8ヶ月の赤ちゃんの子育てに試行錯誤しているママに、完璧をめざさず、ある意味、前向きに諦めることも大事、と声。少し気が楽になったと新米ママ。そう、子供は育つ、いずれはなれますね。
9月から10月にかけて開講された『プロ講師になろう塾』受講者たちの実践の場、「チャレンジマルシェ」。本体の『はぴマルクレオ』は「コロナ」により延期になったので、「閑古鳥がなく」かと思いきや、けっこう参加者がいて、受講者のみなさんにはよい経験と実績になったよう。12日には「ふり返り会」があり、小一時間、後ろでみなさんの感想を聞いていましたが、今後のコラボ活動の話に発展していて、今後のみなさんの活躍がたのしみです。
開講第一回目の「なにかを始めてみたいママのおしゃべりサロン」を担当。遠くからの参加者できるのがオンラインの利点。いろいろと伺ううちに、ご近所の目を気にするのは、都市部も田舎も同じ。目立つ活動は抑える心理。でもそれが続けば知らぬ間にストレス。それをふっきた人の話を聞いた他の人、「わたしも心がけてみます」。そう、自分の人生ですもの。
クレオ大阪東館さんではこの塾が今年度初のオフラインのセミナー。定員は20人に縮小し、横長テーブルに一人掛け、マスク着用、ソーシャルディスタンスを徹底し、まずは無事に終了。実質9時間という塾でしたが、電話での相談を受け付け、受講者のみなさんの独習をフォロー。受講者のみなさん同士はZoomで情報交流を重ね、結局のところ全体のコミュニケーションはこれまでよりも活発だった感。企画書も無事完成させ、プレゼン。本当によく頑張りました、みなさん。でもこれからがスタート。
「未来を創る10の視点 withコロナどう生きる?」特集の「学び」テーマに寄稿しました。タイトル『“共習”と“独習”の学び往来』として、他の人と共に大いに習いつつ、習ったtことを自分の学びにする自習・独学の大事さを説きました。withコロナ&AI社会では、これまで以上にわたしたち個々人の独自性、独創性が問われのははっきりしていますから、自分の知と技と心を自分で丈夫に育てる、それが未来を拓くのでは?
「コロナ後」をみすえた試み。Zoomを使って、40分×3開室。人数が多いと対話のコーティネートに四苦八苦しますが、なかなかおもしろかった。子育て中の方は今後も続けてほしいとの声。「拠点」に限らず、オンライン対応はこれからの常態。対面とのすみ分けがこれから出来てくるでしょうね。
『プロジェクト』ページに掲載したとおり、5月末までのアプローチとして、「電話対話」と「往復書簡」の対応。ただ待つのでなく、こちらからも便りを出すなどして、旧知の人たちに「コロナ後」にむけた準備を喚起。連絡をとりあった人たちは皆、何かしら新しい試みをしていて、さすが!と感心したのでした。
2018年5月から7月にかけて世界と日本の時流を追ってみました。2005年から5年ほど創業塾の講師をずいぶんやりましたが、テーマに『時流と自流の戦略・マーケティング』とタイトルをつけるほど、時流の解説には時間を費やしたものです。塾では1945年からの100年を見ていっていました。その後2015年のAI商用化の記事をみて、2045年までの30年を自分なりに読みました。さらにもう少し具体的に描きたいと思い、それなら過去に習えばいいのではないかと思い立ったのです。そうして自分なりに得た答は、2045年「シンギュラリティー」には別の意味あるのではないかということ。「コロナ」がそれを決定づける可能性ある。多くの人が感じているとおり、未来への大分岐に今わたしたちは立っていると実感しています。