LEE'S リーズ
- 「先を読む」のために -
「先を読む」。そのココロは、「夢や目標のために、現在の状況や傾向から、将来起こりうる可能性や問題を推測し、それに対して準備すること」。
年初から大きなこと、ニュースが続いています。身近な世界では人生の大きな転機、節目に立っている人もいます。
巨視的で微視的でもあり、大局をとらえながらも微細な変化に気づき、あなたの経営の「先を読む」をアシストする。気持ちを新たに、新年度をはじめます。
2024年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2025年3月19日(水) いま読むべき一冊?
−『
数学する人生 岡潔』−
2025年3月18日 4-3 数学で心を表現する
2025年3月19日(水) 曇
昨夕から雨がふり、風もつよかった。今朝は一段を寒い。早朝は陽もさしていたが、すぐに雲が多くなり、また雨がパラついた。季節の変り目にしても、気象が荒い。明日は「春分」。
― 学びはうそをつかない (3) −
『読書の真価、世界の深化』D
数年前に出た本、『読書する人だけがたどり着ける場所』の広告をみた時、言わんとすることが想像できた。うまく表現したタイトルだと感じた。目次をチェックすると、認識力を高める、思考を深める、時代を超えた普遍性をそなえる、といったことが書かれているよう。
「ハウ・ツーは20代まで、30代になると原理原則や理論をおさえないと」。社会教育にかかわる人がそう言っていた。そこで思い出すのが、多くの企業の顧問弁護士だった「中坊公平」の言葉。
長年の経験から経営者には大きくわけて2つのタイプがあるという。「着手先行型」と「理念先行型。流行りや他の成功例をとりいれようとするタイプと、自分の問題意識や信じることに挑戦しようとするタイプ。
流行りや他の成功を模倣するのは、短期的には成果を得るかもしれないが、『歴史の批判には絶えられない』(中坊公平)。このひと言が利いていた。かつては是だったものも時間が経ち否ということもあり得る。
仕事で相談にのる人の多くは、自分ならではの問題意識から事業テーマを見出す人。ただ、具体的な事業展開になると、「構想」ができにくい人がいる。体系的にとらえ、長期的視点をもって、事業の進む未来を想像する。思考がその方向へ向きにくい。
四次元的な発想ができにくいと言えるかもしれない。だからか、目先のことにとらわやすい。事業の全体像と展開方法が固まる前から、チラシの作り方、助成金の種類を知ろうとする。
「これからどんなビジネスがいけそうですか?」という人も一人だけいた。40代の人だったから、少し驚いた。話を聴くうちにそのワケはわかった。本当は芸術系に進みたかったのに、親に大反対され、意にそわない進路になった。それが尾をひいている。自分探しが続いているよう。
実業家で詩人、小説家でもあった「堤清二」が日経新聞のインタビューにこたえて、「読書とは本禦以外の本を読むこと」と語っていた。これは、ほんと、そうだと思う。経営者が経営に関する本を、自分の専門分野に関する本を読むのは、仕事の範疇。
自分のやりたいことの未来を構想する、そもそも自分のやりたいことは何かと自問する、逆境に遭ってはどう生きるか光をもとめる、など等の人の営みが時代を超えて、小説や詩、絵本などに、膨大に展開されている。若いうちから親しんでおくにこしたことはない。

−Personal Assistant for You LEE'S−
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2024年3月27日(