LEE'S リーズ
- 自分の軸をすえて -
自分の守りたいものの究極、それが〈自分の軸〉にあたると考えています。無理なくできて、無理もできる役割、それが〈自分ならでは業〉だと考えています、組織の中にいても、外にいても。
今年はAI実用元年にあたりそうです。社会生活の劇的変化の入り口にさしかかりました。気をぬいていると、翻弄されかねません。
自分の軸をすえ、強い風が吹いて、四方八方に向きを変わっても、けっしてブレず、自分ならではの業を果たしながら、前へ進む。
これからもそうしていきますし、そうしていこうとするあなたに、いつでも良い働きかけができるよう、2023年度も努めてまいります。
2023年4月1日 リー・ヤマネ・清実
◆日常を観察する essais〈話す&書く〉

・2023年9月27日(水) 立って、座って、話す
・2023年9月26日(火) 親身、真剣さをみてとる
・2023年9月25日(月) 自身のエンパワーメント
2023年9月26日(火) 曇
秋分からようやく秋の感じ。でも昨夜から今朝にかけて少し蒸し暑い。予報士の人いわく、「いま未だ8月末の気温ですから」。たしかにそんな感じ。でも29日は中秋十五夜。
− 「清」 −
企画のヒントや、着想のきっかけに漢字の語源をあたる。他にも気になった言葉なども調べてみる。ネット検索が簡単だけど、辞書『常用字解』(白川静)を愛用している。
先日「清静」という言葉の「清」について、王弼という古代の思想家が「求めざるを清と曰う」と説明していることを知った。『常用字解』には「清水をいう」と書いてあり、「清静は道家の最も重んじるところ」と紹介している。
自分の名に「清」があるけど、名付けの父が王弼の説く意味を知っていたとは考えられない。いや、10センチほどの分厚い辞書をずっと大事にしていたから、ひょっとすると載っていたかもしれない。この辞書をもとに、弟妹たちの名前も付けられた。
ところで、いま気づいた、自分が父と同じようなことをしていることを。子どもの頃の記憶がそうさせるのか…?
「求めざるを清と曰う」、今もはっきりと記憶しているある印象的な場面が蘇る。12才の秋、事故で入院していた時、後で同じ病室に入ってきた男の子のお母さんがある日突然、こちらのベットにきて、顔をぱっと見て、「清実ちゃんは口にだして願わない方が願いが叶う!」。
それだけ言って、さっと病室を出ていった。“…?”、何がなんだかわからない。子どもの目にもちょっと変わった感じの女性だったが、言われたことはその後も時々思い出す。ただそう言われたことだけとして。でも今回別な意味が加わった、つながった。
『過去は少しも決定されていない』(三浦雅士)とは、よく言ったもの。何十年も経って、過去のある事の意味合いがブラッシュアップされる。こういうことがあるから、人生おもしろい。長く生きていれば、そういうことがある節目でおこる。長生きする意味があるというもの。
−Personal Assistant for You LEE'S−
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